リオ五輪の男子マラソンの日本人勢の結果は、予想通りというか期待外れというか、いい結果ではなかったですね。
ペースが異常に遅かったので、有力選手もリタイアした選手がいました。
ペースが遅いとスピードのある選手は調子を崩していい結果にならないことがある気がします。
今回のマラソンは、あまりにもペースが遅くつまらなく感じました。
30キロまでは見なくてもよいようなレースでした。
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有力選手の結果と自己記録
順位 | 選手名 | 国名 | タイム | 自己記録 |
金 | エリウド・キプチョゲ | ケニア | 2:08:44 | 2:03:05 |
銀 | フェイサ・リレサ | エチオピア | 2:09:54 | 2:04:52 |
銅 | ゲーレン・ラップ | アメリカ | 2:10:05 | 2:11:12 |
4 | ギルメイ・ゲブレスラシエ | エリトリア | 2:11:04 | 2:07:47 |
5 | アルフォンス・フェリクス・シンブ | タンザニア | 2:11:15 | 2:09:19 |
6 | ジャレッド・ワード | アメリカ | 2:11:30 | 2:13:00 |
7 | タデス・アブラハム | スイス | 2:11:42 | 2:06:40 |
8 | ムニョ・ソロモン・ムタイ | ウガンダ | 2:11:49 | 2:10:42 |
9 | カルム・ホーキンス | イギリス | 2:11:52 | 2:10:52 |
10 | エリック・ギリス | カナダ | 2:12:29 | 2:11:21 |
11 | アブディ・ナゲェヤー | オランダ | 2:13:01 | 2:10:24 |
12 | ムーミン・ガラ | ジブチ | 2:13:04 | 2:14:36 |
13 | レミ・ベルハヌ | エチオピア | 2:13:29 | 2:04:33 |
14 | スティーブン・キプロティチ | ウガンダ | 2:13:32 | 2:06:33 |
15 | パウロロベルタ・パウラ | ブラジル | 2:13:56 | 2:10:23 |
16 | 佐々木悟 | 日本 | 2:13:57 | 2:08:56 |
17 | カーン・キゲン・オズビレン | トルコ | 2:14:11 | 2:06:10 |
18 | バイロン・ピエドラ | エクアドル | 2:14:12 | 2:14:39 |
19 | ソンドレ・ノースタッド・モーエン | ノルウェー | 2:14:17 | 2:12:54 |
20 | オレクサンドル・シトコフスキー | ウクライナ | 2:14:24 | 2:09:11 |
21 | アマヌエル・メセル | エリトリア | 2:14:37 | 2:08:17 |
22 | クン・ネルト | ベルギー | 2:14:53 | 2:10:31 |
23 | リード・クールセット | カナダ | 2:14:58 | 2:10:28 |
24 | ルサフォ・エイプリル | 南アフリカ | 2:15:24 | 2:08:32 |
25 | トォナカル・ゴーピ | インド | 2:15:25 | 2:16:15 |
26 | ケーター・ラム | インド | 2:15:26 | 2:17:23 |
27 | パク・チョル | 北朝鮮 | 2:15:27 | 2:12:26 |
28 | エヴァンス・キプラガト・バルコウェト | アゼルバイジャン | 2:15:31 | 2:09:22 |
29 | 董国建 | 中国 | 2:15:32 | 2:08:15 |
36 | 石川末廣 | 日本 | 2:17:08 | 2:09:10 |
94 | 北島寿典 | 日本 | 2:25:11 | 2:09:16 |
スタンリー・ビウォット | ケニア | DNF | 2:03:51 | |
ウェズリー・コリール | ケニア | DNF | 2:06:13 | |
テスファイェ・アベラ | エチオピア | DNF | 2:04:24 | |
ヘンリク・ゾスト | ポーランド | DNF | 2:07:47 |
エリウド・キプチョゲ
優勝したのはケニアのエリウド・キプチョゲです。
タイムは2時間8分44秒
エリウド・キプチョゲは強かったです。
スローペースで調子を落とす選手の中で、しっかりと後半上げてきました。
男子マラソンの現役の選手でエリウド・キプチョゲが一番強いのではないでしょうか。
ラップ
エリウド・キプチョゲの5キロごとのラップです。
5㎏ | 10㎏ | 15㎏ | 20㎏ | 25㎏ | 30㎏ | 35㎏ | 40㎏ | ゴール |
0:15:31 | 0:31:09 | 0:46:53 | 1:02:28 | 1:18:13 | 1:33:15 | 1:47:40 | 2:02:24 | 2:08:44 |
0:15:38 | 0:15:44 | 0:15:35 | 0:15:45 | 0:15:02 | 0:14:25 | 0:14:44 | 0:06:20 |
フェイサ・リレサ
2位はエチオピアのフェイサ・リレサです。
タイムは2時間9分54秒でした。
東京マラソンで優勝しているので、見たことある人は多いのではないでしょうか。
私も、上位にくるとは思っていましたが、まさか2位になるとは思っていませんでした。
フェイサ・リレサより良い記録を持っている選手一人が棄権してしまいました。
ゲーレン・ラップ
3位はアメリカのゲーレン・ラップです。
タイムは2時間10分5秒です。
後半まで、先頭集団に食らいついてくるとは思っていましたが3位になるとは思いませんでした。
ゲーレン・ラップは冬に走ったら2時間6分は切ってくるんではないでしょうか。
これからマラソンに転じてくるのなら楽しみな選手です。
年齢が30歳なので、いつまで走れるかというところもあります。
東京マラソンにも出場して実際に走りを見てい見たい気がします。
リオ五輪の男子マラソンはペースが遅く有力選手が崩れていったので3位になれたのかもしれません。
日本人選手の感想
日本人選手は、ケニアやエチオピアの選手に手も足もでないこは分かっていると思います。
今回のようなスローペースで、先頭集団についていって意味があるんでしょうか。
マラソンでけん制してリズムをこわして実力が発揮できないという話はよくききます。
今回のレースも25キロまでは5キロ15分30分以上かかっています。
私が思うに、先頭集団について行くのではなく、自分が走る前に走りを想定してその通りに走る方がいい結果がでるんではないでしょうか。
もっと積極的な走りをする選手が出てくることを期待しますね。
北島選手は、棄権してもおかしくないような状態だったようです。
それで完走することだけを目標に最初からペースを落としてはしったようですね。
マラソンは、調子が悪くても走るといい成績を出せたりします。
それを期待しましたが、ダメでした。
調子がいいという選手でいい結果を出した選手を、あまり知りません。
佐々木選手も石川選手もペースが遅すぎてリズムをこわしたのではないでしょうか。
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