マラソンの由来、語源は、紀元前ギリシャの地で起こったマラトンの戦いから来ています。
マラトンの戦い
紀元前550~330年まで栄えた世界第2の帝国アケメネス朝ペルシアがありました。
現在のトルコ、シリア、イラク、イラン、エジブトなどを含む強大な国でした。
アケメス朝の政権に不満を持っていたギリシャのアテネを中心とした軍が反乱を起こしそれを封じ込めようと遠征を出した戦争がペルシア戦争です。
ペルシア戦争は3回遠征を送っています。第1回目は嵐のために失敗しました。次の2回目の戦いをマラトンの戦いと言います。
2回目の遠征でペルシア軍は船でマラトネス(マラトン)の地に上陸しました。そこでギリシャ軍は迎え撃つことになったのです。ペルシア軍の兵は2万とも3万とも言われていましたが、ギリシャ軍は1万人です。ギリシャ軍の指揮官ミルティアデスはペルシア軍の欠点を見抜き奇襲戦法で打ち破りました。これがマラトンの戦いと言われます。
マラソン名の由来
マラトンで勝利したギリシャ軍は、アテネの元老に伝えるために1人の兵士(エウクレス)を走らせました。エウクレスは完全武装したまま約40㎞はなれたアテネまで休まず走り勝利を伝えたと言います。エウクレスはそのまま力尽きて息絶え、この話は創作と言う話もありますが勇敢な故事として伝えられてきました。
近代オリンピックが開かれるとき、第1回がアテネで開催されることになり、この故事を偲んだ言語学者ブレアルの提案でマラトンからアテネの競技場までの競争を「マラソンレース」として加えられました。
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